ヘッジファンドの実態
みなさんは「ヘッジファンド」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?経済のニュースではよく取り上げられ、その問題点が指摘されています。影響力は大きいのだろうけれども、それが一体何をさしているのかがわからない人は多いのではないかと思います。このヘッジファンドについて勉強していきましょう。
ヘッジファンドとは
ヘッジファンドという言葉は定義付けがあいまいなので少し説明するのが難しいのですが、ファンドの一種の形態です。ファンドとはお金を様々な人、企業などから集めて運用する組織なのですが、ヘッジファンドの場合はたくさんの人から公募で少しずつお金を集める訳ではありません。私募で機関投資家や富裕層、つまりお金をたくさん持っているところから資金を調達するのです。
そのような特徴を持っているが故に、普通の大型投資信託よりも運用の自由度は高いのです。例えば投資対象や投資手法がそれほど規制されず、情報公開の義務もそれほど重くないということが言えます。よって、空売りや金融派生商品への投資を積極的に行っているところが多く、一般の人から見ると実態を伴わないようなお金のやり取りをしているように見えるかもしれません。とにかくお金をできるだけ多くもうけることを第一に掲げているような組織と言えます。
ヘッジファンドのもたらす問題点
ヘッジファンドはかなり自由な資金の運用を行うので、経済、金融がそれによって混乱することがあります。ある金融商品の価値を一時的に上げたり下げたりするのが目的の投資をしたり、超短期的な投資をしたりすることが原因です。とにかく自分がお金をもうけさえすればいいというような態度をとることが多いために、その行動によって企業や社会が受けるダメージを考えていない場合があるのです。それゆえ最近はヘッジファンドをある程度取り締まろうという動きが世界で出てきています。これも市場経済が行き過ぎた結果なのかもしれません。